テストケースは何個あれば足りるのか
プログラムの不具合は、条件の「境目」に潜みがちです。たとえば「100 円以上で送料無料」なら、99 円・100 円・101 円あたりが危ない。これを狙ってテストするのが境界値解析で、実務で最も広く使われるテスト技法のひとつです。
ところが「境界の近くを何個、どう選べばよいか」は経験則に委ねられてきました。この研究では、境界値のテストケース選択を最適化問題として定式化し、限られたテスト数のもとで欠陥を見つける確率を最大にする選び方を導きました。
さらに機械学習で境界そのものを推定する手法へと発展させており、仕様が明示されていないプログラムにも適用できるようになりつつあります。
元になった論文
Optimal test case generation for boundary value analysis
Software Quality Journal (2024)