ついでに直せる機会を、どう活かすか

機械の部品を取り替えるとき、いつでも好きな時に止められるわけではありません。ラインの停止や定期点検など、取り替えられる「機会」が不定期に訪れるのが現実です。

この状況を扱うのが機会均等取替方策です。「一定の年齢に達したら次の機会で取り替える」という方針のもと、その年齢をどう決めれば費用が最小になるかを求めます。

この研究では、時間を連続ではなく離散として扱いました。実際の保全は「何日目」「何サイクル目」という単位で計画されるため、離散時間の方が実務に近いのです。一方で連続時間の結果がそのまま使えるとは限らず、独自の解析が必要になります。

最適な取替え年齢が存在する条件を示し、それを求めるアルゴリズムを与えました。近年よく引用されている成果です。

元になった論文

Optimal opportunity-based age replacement policies in discrete time

Reliability Engineering and System Safety (2024)